前々からCentOS8はサポートを終了するという話は知っていたのですが
CentOS Stream 8へ移行するのをすっかり忘れていて
簡単に移行できなかったので備忘録
アップデートすらできない
昨年末でサポートが終了してしまいそのままではアップデートすらできない状況になっていました.
1 | $ sudo dnf update |
公式サイトによると
以下のコマンドで移行することができるということですが前述の通り,リポジトリが無効なので
エラーを吐いて終了していまします.
1 | $ sudo dnf --disablerepo '*' --enablerepo extras swap centos-linux-repos centos-stream-repos |
リポジトリの変更
このままではどうしようもないのでとりあえずリポジトリを古いスナップショットに切り替えてその場をしのぎます.
私の環境のバージョンは8.2.2004なのでそれに合わせて設定します.
(古いですね…)
1 | $ cat /etc/redhat-release |
編集するファイルは以下の3つです.
- /etc/yum.repos.d/CentOS-AppStream.repo
- /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo
- /etc/yum.repos.d/CentOS-Extras.repo
CentOS-AppStream.repoは以下のような内容ですが,mirrorlistをコメントアウトし別途baseurlを足します.
1 | # CentOS-AppStream.repo |
スナップショットは https://vault.centos.org/ のサイトにあるのでドメイン名を切り替えてバージョンも適切な値に切り替えます.
1 | [AppStream] |
それを他のCentOS-Base.repoとCentOS-Extras.repoにも適用します.
これでリポジトリの変更は完了です.
それではアップデート
一応クリアしておいて,あとはアップデートをかけて前述のコマンドを実行することで CentOS Stream 8 へ移行は完了するはずです.
1 | $ sudo dnf clean all |
しかしうまく動いてくれなかったのでCentOS8からCentOS Stream8への移行手順を参考にアップデートしました.
1 | $ sudo dnf -y install centos-release-stream |
1 | $ cat /etc/redhat-release |
まとめ
事前に移行しておかないと手順が増えて面倒であることを理解しました…
リポジトリの変更をすることで旧来のバージョンでも使用することはできるので
うまく使い移行することができました.