この記事はMCC Advent Calendar 2017 - Adventarの18日目の記事です
半年前ぐらい前からサーバーの刷新を考えていたので
実行に移してみました
サーバーの構成
CPUはRyzenを使ってみます
Ryzen 5 1600なので6コア12スレッドです
ただSMT(Intelでいうハイパースレッディング)がうまく使えないとかなんとか…らしい
CPU Ryzen 5 1600
マザーボード ASUS ROG STRIX B350-F GAMING
メモリ 32GB
グラボ 玄人志向 GTX1030
HDD WD Blue 3TB
電源
全体で10万円ぐらいです
よしなに組み立てる
ケースは自作したいなと思ったのでとりあえずMDF板に載せただけ
電源スイッチもこのありさま
ESXiのカスタムISOの作成
標準ではマザボに載っているNIC(Intel I211)に対応していないらしいので
ドライバを組み込みます
- VMware PowerCLI 6.5
- ESXi-Customizer-PS v2.5
- NIC用ドライバ net-igb
Intel NIC向けのドライバはhttps://vibsdepot.v-front.de/wiki/index.phpを利用します。
よしなにWinにインストールをして
PowerShellで実行します
.\ESXi-Customizer-PS-v2.5.1.ps1 -v65 -vft -load net-igb
そうすると同じディレクトリに
「ESXi-6.5.0-20171004001-standard-customized.iso」
ISOファイルが作成されます
これを利用してインストールします
インストール
最初はUSBブートでインストールしようとしましたが
win32diskやuniversal usbで書き込んでも
認識してくれないので諦めて大人しくCDブートにしました
インストール自体はサクサク進みます
OSを格納するディスクは余っていた8GBのメモリを使いました
4GBじゃ容量が足りないのかデバイス一覧で
表示してくれませんでした
そのUSBメモリを接続する場所として
マザーボード上の内蔵用USBのところに差すために
USBコネクタDIP化キット (Aメス): 組立キット 秋月電子通商 電子部品 ネット通販とL型のピンソケットで
変換治具を自作しました
(結構こだわったところ)
仮想マシンを作る
メインで使うCentOS用のマシンを作ります
言われるがままに作れば完成です
1コア 4GB 2TBを割り当て完成です
すんなり入りましたがネットワークインターフェースを追加し忘れたので
最初ネットワークに繋がらなくて焦りました
nginxやsambaを入れてとりあえず完成!
次にWin8.1用のマシンを作ります
このマシンはPCIパススルーを使ってディスプレイとキーボード、マウスを
接続して普通のデスクライクに動作させる予定です
とりあえずは仮想マシンを作ります
4コア 8GB 500GBを割り当てます
Winが入ったらPCIデバイスをパススルーします
こちらの記事を参考にさせていただきました
qiita.com
GPUの他にUSBインターフェースカードも同時にパススルーします
USBもパススルーすることで仮想マシン上でキーボードや
マウスを認識させるためで結構無理やりなやり方
- GPU
- Audio Device
- USB 3.0 Host Controller
をパススルーしますがそれだけでは動作しなかったので
VMのパラメータに「hypervisor.cpuid.v0 = FALSE」を追加しました
また、PCI expressスロットの挿し方によってはパススルーの設定が
反映されないことがあり謎でした…
(帯域の違いとかの問題なのかなぁ?…)
無事起動したのでESXi側のディスプレイは使わないようにして完成です
まとめ
今のところはどれも比較的正常に動作はしていますが
時々NICが切断されたりと不安定な部分もあります
まだまだ調整があまいところもあるので詰めていきたいです