SEL2870レンズの分解修理

SONYのレンズSEL2870を壊してしまいました.
清掃が原因と思われるのですが気づいたらレンズのうち後玉が鏡筒内部に落ちてしまっていて
焦点距離を変えようにもつっかえた状態になり撮影など何もできる状況ではなくなりました.
そこで落下したレンズを適切な位置に戻し固定する修理を行いました.

SEL2870が壊れた

SONYのレンズでもキットレンズや入門向けとしてよく購入されているレンズです.

レンズ枚数は9枚ですが一番イメージセンサ側に位置する後玉のレンズが落下しています.
分かりづらいのですが矢印部分に存在しなければいけないレンズがありません.
壊れた状態

保証もなにもないので自分でどうにか直します.

修理

※写真の撮影の都合上組み立てるときに撮ったのでレンズは既に直った状態で撮影しています.

まずはマウント部を外します.
4箇所のネジを外せばマウント部は簡単に外れますが電子接点用のケーブルが
基板と接続されているのでコネクタのロックを解除し慎重に外します.
マウント部
マウント部外した後

ケーブルを取り外します.
赤色は電子接点用で既に外してありますが, 緑色はロック付き, 青色はロックなしです.
青色は引っ張るしか無いので慎重に外します.
repair_00003

外した基板表裏
(どっちが表なんだろうか)
基板表?
基板裏?

更に分解していきます.
緑色は外側のカバー, 赤色は内部の鏡筒の固定となっていました.
カバーを外す

外側の焦点距離を合わせるための筒と鏡筒を固定するための金属部品を外します.
鏡筒の固定
溝に金属部分が嵌合し外側と連動しているようです.
固定部分

その後は外側の筒を揺さぶったり回していると外れます.
外側の筒を外す

鏡筒を取り外すために可変抵抗器を外します.
これは焦点距離を内部で把握するための可変抵抗器だと思われます.
鏡筒の分離
裏側から見た可変抵抗器
裏側から見た可変抵抗器

ここまで来ると鏡筒は簡単に外れます.
repair_00013

最後後玉のマウントしているパーツを外します.
repair_00014

これが諸悪の根源(?)です.
撮影側から
イメージセンサ側から

今回のメインが外せたので修理します.
パット見た感じでは接着剤等で固定されておらず
矢印部分にレンズを嵌めることで固定されているようでした.
下手に力かけたら落ちますね.
一度落ちてしまった以上単純に嵌めただけでは固定が甘いので接着剤を使います.
爪楊枝を使って4箇所に接着剤を少し塗りレンズを嵌め込みます.
repair_00017
接着剤はコニシのウルトラ多用途S・U プレミアムハードを使いました.

少し多かったようでほんの少しだけはみ出てしまいました…
(写真を撮って確認したところ影響はなかったっぽいですが)

固定が確認できたら逆の順番で組み立てていきます.
ケーブルを差し込むところが一番厄介な気がしますが
非破壊で分解しているので特に問題なく組み立てることができました.

まとめ

SEL2870の分解と後玉の修理を行いました.
分解自体は手順がわかれば簡単ですが初見で行うのは難しく
壊してしまうのではないかと不安でした.
結果としては問題なく組み上げられて撮影にも問題なかったので良かったです.
結局の所壊さないが一番です…!

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