VAIO Zシリーズ専用のドッキングステーションであるVGP-PRZ20Aを分解してみたのでその記録です.
主な特徴
ドッキングステーション内にメディアアクセラレータやBlu-rayドライブ, 様々なインタフェースが内蔵されており接続するだけで大幅に機能を拡張できる物となっている.
インタフェース
- USB2.0 x2
- USB3.0 x1
- LANコネクタ 1GbE対応 x1
- D-sub15 アナログ出力 x1
- HDMI デジタル出力 x1
この製品は対応製品のにみ接続可能でそれ以外は対応していない.
外観
分解
VAIOに接続するためのUSBコネクタは特に意味がなくただただコネクタの形をしているだけである.
パット見た限りUSB2.0のコネクタと遜色ないが本質はコネクタ内部の普通は樹脂で固められている部分である.
ここに光ファイバーが通してあり光により通信している.
光を入れると反対側が光っていることがわかる.
光ファイバーによる送受信はこのモジュールで電気信号に変換されていると思われる.
通信自体は型番が「CVL2510」のThnderboltコントローラ x2が担っている.
グラフィックアクセラレータは製品表面のラベルにもある通りAMDが使用されており型番は「216-0810001」のようである.
メモリはSamsungで型番は「K4W1G1646G-BC11」, gDDR3-1866 1Gbit片面x4で両面なので1GBである.
EthernetICは蟹でおなじみRealtekで型番は「RTL8111E」
Blu-rayドライブ用のSATAドライバはMarvellで型番は「88SE6121」
クロック生成ICはRenesasで型番は「ICS9LPRS365BKL」
USB3.0コントローラはRenesas(旧NEC?)でマーキングは「D720200AF1」型番はおそらく「μPD720200」
USB2.0ハブコントローラはNECで「μPD720114」
Blu-rayドライブはスリムなタイプが内蔵されており型番は「BD-5840H」となっている.
インターフェイスはSlimSATAで変換器を噛まして別のPCで使うことができた.